1、SEOとは何なのか
★SEO(Serch Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことで自分のWEBサイトを検索結果で上位表示させる技術です。
★検索結果で上位表示されるとアクセス数が格段に増加し、集客力がUPします。上位1位と10位でも10倍以上の開きがあるという調査結果もあります。
★下位2ページ目(11位より下)以下になるとクリック率が大幅に下がってきます。
★SEOのための施策を「SEO対策」と呼びます。SEO対策をしないとアクセスはほとんど集まりません。
★検索エンジンの国内シェアはスマホからのアクセスが多いこともありgoogleの独占状態です。
★SEO対策は基本的なもので十分です。裏技的なものは必要ありません。
★googleは裏技的な施策を嫌っていて、アルゴリズムの裏をかくとペナルティの対象になって検索順位が下がることもあります。
2、検索順位が決まる仕組み
★googleはサイト所有者向けに、「ガイドライン」を公表しています。SEO対策はこのガイドラインに沿って行う必要があります。
★ガイドラインでは、「ユーザーファースト」「独自性」などを求めています。
SEO対策の種類
1,サイト設計:「クローラビリティ」と「ユーザビリティ」を高める。
2,コンテンツ作成:コンテンツが充実した「ドメインパワーが強いサイト」が上位表示します。
3,被リンク獲得:外部のサイトから自サイトに張られたリンクを獲得することです。意図的な小細工はペナルティの対象です。
3、SEOの歴史
★2012年以前は、「被リンク」が重視されていました。SEO業者は被リンクを販売していました。
★2012年にgoogleは革命的なアップデート「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」を行いました。これにより粗悪な被リンクはペナルティの対象になりました。
★2013〜2014年は、コンテンツの内容重視の時代です。重視されたのは文章量などのボリュームでした。1000文字以上が当たり前の時代でした。
★2015年頃単純な文章量だけでは上位に表示できなくなる対応を取るようになりました。
★2015〜2017年に、検索エンジンのアルゴリズムにAI(人工知能)が実装されました。ユーザーの検索意図をより正確に把握できるようになりました。
★2018年「健康アップデート」が行われました。医療、健康、美容分野のキーワードは公的機関や病院のページが優先的に上位表示されるようになりました。
★お金に関するキーワードについても専門機関が優遇されるようになりました。
★YMYL(Your Life or Your Money)には、厳しい措置が取られるようになりました。
★E-A-Tが重視されるようにようになりました。専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取った略語です。
★2018年後半から発信する情報に根拠がある情報が上位表示されやすくなりました。あらゆる分野に適用されています。
★ページの読み込み速度が遅いものも順位が下がる傾向が出てきました。
★2019年BEART(バート)アップデートが実施されました。AIが正確に情報を認識できるようになりました。大きな順位変動はありませんでした。
★2020年に、コアアップデートでネットビジネス系のアフィリエイトブログが大きく順位を下げました。
★2021年6月から8月にかけて「ページックスペリエンスアップデート」が行われました。
4,アルゴリズムのアップデートについて
★コアアップデートは、約4か月ごと行われTwitter公式アカウントで発表されます。
★サイト運営者はユーザーファーストで「コンテンツ」を充実させることに集中することです。
★コアアップデートに対しては多少の順位変動はあると思いますが、じっくりとサイトを育てていけばいいです。
5、SEOに必要なスキル
サイト設計
★HTMLやCSSののコーディングスキル
★WordPressの設定・更新スキル
★内部対策スキル
★サイト内のキーワードごとのディレクトリ分類スキル
コンテンツ
★Webライティングのスキル(本文、タイトル、要約文作成スキル)
★検索キーワード選定スキル
★キーワードから「検索意図」をつかむスキル
★「専門性」「権威性」「信頼性」表現のスキル
★リサーチスキル
★トレンドワードのわかるスキル
被リンク
★被リンク獲得のためのスキル
★自然なリンクコンテンツを知ることと、作成するスキル
6、上位表示するまでの月数
★検索キーワードにもよりますが、現在の検索エンジンでは、アップロード後、インデクスされ、1〜3ヵ月で順位が確定するようです。
★「クリック率」「ページ滞在時間」「直帰率」で競合との兼ね合いで順位変動します。
★googleのアルゴリズムでも大きな順位変動があります。
★難易度の高い検索キーワードで上位表示するためには相応の「ドメインパワー」が必要でページだけでは勝負できません。
★サイト立ち上げから安定するまで約1年くらいかかります。
7、キーワードについて
★検索キーワードについては以前まとめていますのでご参照ください。
★SEO対策は、検索キーワード選定作業を最初にする必要があります。自分のサイトをどんな検索キーワードで上位表示させるかを決めるためです。
★SEO対策の難易度は検索キーワード選定によって左右されます。
★検索キーワードはユーザーの「ニーズ」のと言えます。ご自身が検索する際のことを想定してください。
★ニーズをつかむ作業は、SEO対策する「コンテンツ作成」のよりどころになります。
★トレンドキーワードは大量のアクセスを集められますが、流行が去ると需要がなくなる(アクセスが減る)可能性があります。
★常に一定のアクセスが望めるワードで上位表示できれば、SEOが安定します。
8、SEO対策の要点
★被リンクは依然として評価対象です。数より質が重要で意図的な被リンクはNGです。
★文字数よりも文章(コンテンツ)重視で、文字数を意識する必要はありません。
★コンテンツ形式は基本的に文章で、必要に応じて画像、動画、図表を使いユーザーに分かりやすくすることが大切です。
★基本を忘れない。
★ユーザーに対して「専門性・権威性・信頼性(E-A-T)」をしっかり表現しましょう。